さまざまなモノを減らす

nakatomimoka2011-08-09

酒巻久さん。「簡単にいうと、様々なモノを『減らす』ことだ。同じ機能を維持しながら、材料の量を減らす。部品点数を減らす。不良品を減らして品質を高める。どれも製造業では定番のコスト削減策だが、実はこれこそが環境経営なのだ。製品の製造にかかる時間が短縮できれば、電力などのエネルギーの使用量が減る。大量にエネルギーを使って売れないものを作る不良は、最大のムダであり、環境負荷の温床だ。鉄板やプラスチックなどの材料の量が減れば、資源を節約できる。ただし、単にコストを削減すればいいわけではない。安くするために有害物質を使っては元も子もない。『環境重視は企業の責務であるとともに、業績を伸ばす好機』と見方を変えれば、企業にとって必ずプラスに働く」とにかく減らす。シンプルを、好業績にまで結びつけていく。