魂のすぐれていること

nakatomimoka2012-01-05

大久保幸夫さん。「能力という言葉は『魂のすぐれていること』という概念をプラトンが『能力』と呼びかえたことが始まりのようです。プラトンの『国家論』では、能力を『我々や他の全てのものをして、それぞれがなしうる所のことをなしうるようにさせる力』と定義しています。そして、能力には『理性』『気概』『欲望』の3つがあり、支配者には理性が、軍人には気概が、生産者には欲望が必要であるとしたのです。この3つは後に『知』『情』『意』として長く能力の定義として使われることになります。実は、このプラトンの時代から1900年頃までは、能力は先天的に決まっているものだと考えられていました。能力は遺伝によるものであり、生まれた時から『どのような能力をどれほど持っているか』は決まっていると考えられていたのです」わが能力は。