カーマイン・ガロさん。「数字というものは、理解しやすい文脈に入れてあげないと力を発揮しない。そして理解しやすい形は、なんといっても、みんながよく知っているものと関連づけることだ。５ギガバイトと言われたら何だと思う人も、『1000曲をポケットに』といわれれば今までと違う形で音楽が楽しめることがすぐにわかる。ジョブスは数字を上手にドレスアップして興味を引く。数字に文脈を添える。このときも、聴衆がわかる言葉で説明をした。３０ギガバイトというのは、音楽なら7500曲、写真なら２万5000枚、動画なら75分間分を持って歩けるというのだ。説明は具体的（数千曲ではなく7500曲、聴き手の暮らしに密着しており（外出時にも音楽や写真や動画が楽しめる）、かつ、文脈で表現されていた」数字をうまくプレゼンできるように。
