無意識のうちの手抜き

nakatomimoka2012-10-12

児玉光雄さん。「リンゲルマンという人が手抜きの実験をしている。綱引きだ。1対1だと1人当たり69キロの力が出た。2対2だと1人当たり59キロとなり、4対4だとそれが31キロまで落ちた。人間は無意識のうちに手抜きをしてしまう、これを『グループ内手抜き』という。したがって、責任の所在をはっきりさせて本人に能力を目いっぱい発揮させる。それがリーダーの役目なのである。」この社会的手抜き現象を説明する理論としては、集団として言われる場合と名指しで言われる場合の命令のインパクト、あるいはメンバーの精神的喚起の違いや、自分の努力がどれだけグループの業績に貢献するかよくわからないのでやる気がなくなる、他のメンバーの頑張りレベルを観察してそのレベルに合わせる、などがあげられている。どうやる気にさせるか。