現状の何がまずいのか

nakatomimoka2013-05-13

三枝匡さん。「とりわけ重要なのが1枚目です。社内の常識にとらわれず、問題の本質が何かを見極めなければなりません。実は、改革案が妥当だったかどうかの分かれ目は、2枚目の改革方針そのものより、1枚目の『現状の何がまずいのか』という反省論が甘い場合が圧倒的に多いのです。1枚目が核心を突いていなければ、2枚目の方針や戦略も的はずれになるのは当たり前です。即ち、改革の勝負は一枚目を作れるかどうかにかかっている。改革に失敗している企業では、歴代の経営者や改革リーダーが『本当の1枚目』に迫ることを避けてきたとも言えます。本当の1枚目に迫ろうとすると痛みを伴うからです。経営者や幹部の責任が浮き彫りになる可能性もある。しかし、1枚目を作るという修羅場を乗り切った社員の経営能力は一気に向上します」一枚目を。