優先事項の食い違い

nakatomimoka2013-05-23

クレイトン・クリステンセンさん。「アップルの物語は、個人の優先事項と企業の優先事項の食い違いが、致命的になり得ることを教えてくれる。アップルは創業者のスティーブ・ジョブスを追放してから、1990年代のほとんどを通じて、かつてその代名詞だった夢のような製品を生み出す力が途絶えていた。たとえば次世代OS開発プロジェクトは何度も暗礁に乗り上げ、いつまでたっても実現しなかった。ジョブス去りしいま、社員は全社目標などそっちのけで、自分の気に入ったアイデアに取り組んでいても、何のとがめも受けなかった。ジョブスは1997年にCEOに復帰すると、迷走の根本原因だった資源配分問題の解決にただちに取りかかった。社員がそれぞれ勝手な優先事項に取り組むことを許さず、アップルをそのルーツに引き戻した」難しいところ。