ベスト負けが明日をつくる

nakatomimoka2013-10-24

島朗さん。「『ベスト負け』とは私が自分の中だけで考えている言葉である。将棋には勝ちと負けしかない。負け方の中でも、自分の力を出し尽くしたいわゆる『いい負け方』をさす言葉がそれにあたる。準備も遺漏なくすませ、対局相手に臆することもなく、終始自分のペースで理由なき不安を感じることもなく、これ以上できなかった、という状態で一局を指し終えれば、それは自分との闘いに勝ったと言える。結果がたまたまの負けと考えればよい。たとえばいくつかの岐路で、また同じ選択をしたと言いきれるなら、それは全く後悔する必要がない敗戦と考えてよい。それで負けたのならば、それは現時点での実力が素直に足りなかっただけの話で、負けるべくして負けたといえるのだ。ただ実力をつけるよう心掛けるだけのことである」ベストを尽くしているか。