寛厳よろしきを得る

nakatomimoka2013-10-28

松下幸之助さん。「やさしいばかりでは、人々は甘やかされて安易になり、成長もしない。かといってきびしい一方では、畏縮してしまったり、うわべだけ従うというようになって、のびのびと自主性を持ってやるという姿が生まれてこない。だから、そのどちらにかたよってもいけないわけで、恩威あわせ持つ、いわゆる寛厳よろしきを得るということが大切なわけである。ただ、寛厳よろしきを得るということは、きびしさと、やさしさ、寛容さを半々にあらわすことではないと思う。きびしさというものはなるべく少ない方がいい。20パーセントの厳しさと80パーセントの寛容さを持つとか、さらには10パーセントは厳しいが、あとの90パーセントはゆるやかである、しかしそれで十分人が使えるというようなことが一番望ましいのではないだろうか」厳しさをも少し。