落ち着いた態度で

nakatomimoka2013-11-08

松下幸之助さん。「秀吉が家康と小牧で戦った時、堀秀政は、少しもあわてず、冷静に鉄砲隊を並べて、『敵が十間以内に近づくのを待って一斉に撃て。騎馬武者一人を倒せば百石の加増だぞ』と命じた。秀政は、勝ちにはやって追撃しようとする部下を『深追いしてはならぬ』といましめ、兵をまとめて無事秀吉の本陣に帰った。人間というものはだれしも、困難に直面すると恐れたり、動揺したりするものである。そういう時に、大将というか指導者がまっ先にあわててしまっては、不安が不安を呼び、動揺が動揺を招いて収拾のつかない混乱に陥ってしまう。だから、指導者は日ごろから事にあたって冷静さを失わないようにみずから心をきたえるとともに、どんな難局に直面した場合でも、落ち着いた態度でそれに対処するよう心がけることが大切である」落ち着きを。