自分を見失わずに

nakatomimoka2013-11-07

谷川浩司さん。(テレビで観たので言葉は正確ではありません)「若い頃は天才と言われることに抵抗があった。努力せずに、のニュアンスがあったから。才能は毎日の積み重ねだと思う。平成4年の第5期竜王戦羽生善治さんに逆転負けを喫する。見えない羽生さんの影におびえ、自分の将棋がさせず、自分で勝手に転んだ。そのあと、羽生さんに7連敗する。あれほど好きだった将棋が、羽生さんとの対局の時はつらくなった。彼にあり自分にないものが何かを考えて悩み、真似をしようとしたりさえした。自分を見失っていた。平成8年、羽生7冠獲得と共に、タイトルをすべて失った時、自分なりのせいいっぱいを出すことにした。それで負けたら、それが実力なのだと」その後、谷川さんは竜王、名人を取り返し17世名人の称号を得る。難しいけれど、自分の将棋を。