ギャップ分析

nakatomimoka2013-11-25

三谷宏治さん。「アンゾフは最も重要でトップマネジメントの責務であるのは戦略的意志決定であるとし、経営戦略を『現在と未来をつなぐ方針だ』としました。これは『ギャップ分析』としても知られ、今でもあらゆる場面で使われている考え方です。ギャップ分析は、未来の自社の姿(あるべき姿、To Be)を描き、自社の現在地(今の姿、As Is)を明確にし、その差(ギャップ)を埋めることです。企業が複数の事業を持つことが多くなり、アンゾフは経営戦略を(1)各事業の方針を決める『事業戦略』と(2)それら全体を管理・統合する『企業戦略』に分けました。そして企業戦略とは、事業全体としてどちらの方向に成長を求めるのかを決めること、結果としてどういった事業セットを目指すかを決めることだとしました。いわゆる事業のポートフォリオ管理です。その上で『競争に勝つにはコアとなる強みがなくてはいけない』と言い切ったのです」ギャップを埋める。