日本一に向けた必死の工夫

nakatomimoka2014-01-01

古田敦也プロ野球ベストゲーム」というNHKの番組で、常識破りの2つのプレーが紹介されていた。一つ目は1987年の日本シリーズで、セ・リーグペナントレースを圧勝した巨人有利と言われたが、西武が日本一に輝いた。勝負を分けたのは1点を取るための情報力・機動力。象徴するのが王手をかけた第6戦での今も語り継がれる辻発彦の走塁。一塁ランナーの辻がシングルヒットで一気にホームに生還したプレー。二つ目は1993年日本シリーズ、前年に西武に敗けた悔しさから打倒西武を掲げ徹底的な戦力分析で対抗し、黄金時代の森・西武を野村ヤクルトが破った。データ重視のID野球とは正反対のイチかバチかの秘策「ギャンブルスタート」を編み出し、第7戦で成功させて優勝を決定付けた。両者に共通するのは一つのプレーの裏にある深い準備。