成瀬雅春さん。「黙祷でなくてもいいけれど、そういう時間は絶対に必要です。昔は、小学校でも精神修養とか、心を静める時間があったけれど、今はありません。たとえば、小学校で授業開始の３分間、「目もつむって静かにしましょう」というのを習慣化させると、子どもたちもずいぶん変わってくると思います。精神的にも安定してくるでしょう。ただ目を閉じて、『はい、いまから３分間ね』。それだけでもいいと思います。内田樹さん。「会議でも稽古でも、最初に全員で、静座や黙想をするというのは大切な意味がありますね。呼吸と身体の動きをまず合わせる。そこから稽古が始まる。」成瀬雅春さん。「世界中、神聖な言葉は、『ウ』、『オ』、『ア』、『エ』、『イ』、そしてハミングの『ム』と『ン』の７つの音で出来ています」姿勢を正して、３分間黙想。
