里山資本主義

nakatomimoka2014-08-11

藻谷浩介さん。「里山資本主義とは、『マネー資本主義』の対義語です。お金だけに支配されるのではなく、お金で測れない価値も大切にしよう、そんな意味です。里山には古井戸があり、雑木林があり、生態系が維持されていて、食料や水、燃料が殆ど只で手に入る。人と人の絆があり、恩送りや手間返し、物々交換のネットワークが生きている。お金が『メーンシステム』なのは間違いないですが、『サブシステム』も用意しておこうということです。途上国にとってGDPなど経済指標は重要です。でも、ほどほどまでに成長すれば1人あたりGDPは止まってきます。経済が世界で上位の位置にあって、きちんと回るレベルを保っていれば、その先で大切なのは健康であり、平和であり、生活が自足できて、一人ひとりがそれなりにかけがえのない存在であることです」なるほど。