冒険しなければ勝ちはない

nakatomimoka2014-11-23

石原慎一郎さん。「(青木功は)既に四十四歳で、もはや選手としての肉体的な限界を通り越していたと思います(略)、ここで優勝すれば賞金王になれる可能性があるのに、敢えて非常に危険なショットを繰り返したことで、その機会を失ったものでした。試合後、アナウンサーに聞かれて驚くほど穏やかな口調で答えていました。『自分で冒険をしたのです。冒険して失敗したのだから、全く悔いはありません。いつまでも悔いが残るのは気持ちが守りに回って安全策をとって失敗した時です。冒険をしなければ勝ちもないんですよ。僕のように歳を取ったなら尚更のことです。何にしても精神の全盛期を過ぎた時に、それに気づいて物事に関して心が守りに傾いたならば、それによってさらに間違いなく老いの衰弱がのしかかってくるものです』と」守りに回らない。