フロー体験の条件

nakatomimoka2014-12-15

ミハエル・チクセントミハイさんの「フロー体験」について、その条件にはあまり気をとめていなかった。フロー体験を得るための条件は、(1)目標が明確であること、(2)直接的・迅速なフィードバックがあること、(3)スキルとチャレンジのバランスが取れたぎりぎりのところ、 つまり、自分の能力に対して適切な難易度のものに取り組んでいること、(4)対象への自己統制感・コントロール感があること、(5)集中を妨げる外乱要因がシャットアウトされていること。フロー体験によって、人は能力を最大限に発揮でき、より複雑なものへと取り組む力が向上し、自身が成長することから幸福感を得られる。一方で、快楽を追求する行為は、それ自体は自身の成長をもたらすことがなく、長期的に幸せに貢献することはない。望むらくは仕事でフロー体験を。

[追記]久世浩司さん「フロー状態を生み出す条件は3つあります。「明確な目標」「挑戦と能力のバランス」「フィードバック」です。明確な目標とは、その仕事を何のために行っているのか、成功と失敗の基準がはっきりしていることです。スポーツ選手がフローに入りやすいのは、試合における目標が明確だからです。将棋や囲碁の対戦でもルールや目標が明確です。だからプレイヤーは時間を忘れて没入しやすいのです。