想像と事実の区別がない

nakatomimoka2014-12-14

佐藤富雄さん。「古い脳は生命を快適なものにするための生体コントロールをしています。新しい脳は人間がものを考えたり、判断したり、記憶したりする部分をつかさどっています。この2つはまったく違う働きをしているので、共通点や手が組める部分はありません。基本的にはつながる部分がないのです。しかし、唯一この二つを結びつけるものがあります。それは”想像力”です。大脳がもっている想像力。新しい脳は、ものを見たり、聞いたり、考えたりすることで、その像を頭の中に描きます。そして、新しい脳が想像した像を受け止め、表情や体に反応させるのが古い脳なのです。古い脳は、本当にあったこと、つまり事実と創造したものの区別がつかないのです。ですから、想像上のことでも真実として受け止め、それを具現化しようとするのです」想像力。