さとうみつろうさん。「そもそも人間は、感情と一体化してしまっている。本来は、感情を選択する立場なのに。感情が湧いた時には感情におぼれず、『誰が、その感情を選択しているのか？』と聞くことによって、自分自身を静観してみなさい。次に、『どうして私はこの感情を選択したのだろう？』と考えなさい。その人が何かを前提として信じ込んでいるから、感情がそこに湧く。感情が湧く場所には全て、確実に『固定観念』という前提がある。どんな感情であれ前提となる『その人が勝手に信じ込んだ固定観念』があるはず。だから、感情にさえ同化しなければ、自分の固定観念に気づける。『これを見て私が怒ったのは、なぜだろう？』と分析すればいいだけだから。感情というのは段差を埋める一種のエネルギーにすぎない」かっとなる前に、分析をしてみる。
