やめるべきこと

nakatomimoka2015-03-26

ティーブン・レヴィットさん。「やめることをためらわせる力は、少なくとも3つある。1つめが、やめるのは失敗を認めることだと散々聞かされてきたということ。2つめは『サンクコスト』の考え方だ。何かに投資すればするほど、いまさらやめるのはもったいないという心理がはたらきやすくなる。これを、サンクコストの誤謬という。生物学者リチャード・ドーキンスはこれを、超音速旅客機コンコルドにちなんで『コンコルドの誤謬』と呼んだ。イギリス政府とフランス政府は、共同開発していたコンコルドが経済的に成り立たないんじゃないかと薄々疑ってはいたが、膨大な投資をしていたためにあきらめられず、開発を続けた。3つめの力は、目に見えるコストにとらわれて『機会費用』(逸失利益)のことにまで頭が回らないという性向だ」やめるかどうか。