報酬と労働

nakatomimoka2015-04-26

河邑厚徳さん。「シュタイナーは、『所得と職業、報酬と労働が一つになってしまっていること』が現代の悲惨の原因とし、『同胞のために働くということと、ある決まった収入を得るということは、相互に完全に分離された二つの事柄である』としています。そして『個々人が、その仕事の収益を自分の権利として要求することが少なければ少ないほど、つまり彼がその収益をその共働者と分かち合うことが多ければ多い程、また彼自身の欲求が彼の業績からではなく、他社の業績から満たされることが多ければ多い程、共に働く人々のすべてを癒すものはますます大きくなっていく』というのです。現代のように特定の階級や個人のエゴイズムがもちこまれた場合、深刻な社会混乱が生じるといいます」あまり連動しすぎるのはよくないと思えるのは恵まれているからなのだろうが。