次の約束をする

nakatomimoka2015-06-11

松浦弥太郎さん。「アポイントを取って本を売っていたころ、かわいがってくれた人がいた。忘れられないのは、初めて会った日の帰り際、彼が言ってくれた言葉。『じゃあ、次の約束はいつにしようか?』今度は違う本をもってきてくれというわけじゃない。純粋に『また会おう』という意味だった。しかし忙しい人だから、言葉だけだと、いつ会えるかわからない。そこでもっと具体的に、『次の約束はいつにしよう』と言ってくれたのだ。こんなすてきな別れ際の言葉を、僕はほかに知らない。もちろん僕だってまた会いたかったが、図々しく『次はいつ?』と言える立場でないことくらいわきまえていたし、そんなわがままは通用しないと思っていた。だから彼のほうから、『次の約束』と言い出してくれたことが、ほんとうに嬉しかった」何割の人と二回目会うのだろう。