松浦弥太郎さん。「あの頃の僕は成功している人と出会うたび、憧れ、真似し、見習った。『どうしたら、こんなふうになれるのかな？』とつぶさに観察していた。共通していたのは、誰もが挨拶上手であること。常に笑顔での礼儀作法とすてきな振る舞いが身についていること。笑顔の挨拶と礼儀作法とは、自己紹介であり、自分という人間を知ってもらう一番の方法だと思った。笑顔で『おはよう』のひと言は、自分の履歴書がわりになるような挨拶になる。これができる人とできない人の差が大きいのも長年の観察でわかった。これまでどう生きてきたか、その人のプロフィールを物語るような礼儀作法。すてきな大人たちはこの二つを、どんな人に対しても弁えていた。笑顔の挨拶と礼儀作法こそ、忘れてはならない大人の嗜みだと思う」その笑顔の挨拶ができるか。
