魂を磨くには

nakatomimoka2016-01-12

稲盛和夫さん。「人格を練り、魂を磨くにはどうすればよいのでしょうか。山にこもったり、滝に打たれたりなどの何か特別な修行が必要なのでしょうか。そんなことはありません。むしろ、この俗なる世界で日々懸命に働くことが何より大事なのです。お釈迦様は、悟りの境地に達する修行法の一つとして、『精進』することの大切さを説いています。精進とは、一生懸命働くこと、目先の仕事に脇目もふらず打ち込むことです。私は、それが私たちの心を高め、人格を錬磨するためにもっとも大事で、一番有効な方法であると考えています。ラテン語に、『仕事の完成よりも、仕事をする人の完成』という言葉があるそうですが、その人格の完成もまた仕事を通じてなされるものです。自分がなすべき仕事に没頭し、工夫をこらし、努力を重ねていく」目先の仕事に脇目もふらず。