最後の5年間を

nakatomimoka2016-08-14

樋野興夫さん。「私たちの人生は、最後の5年間をどう生きたかで決まります。極端な話をするならば、若き日のことはどうでもいい。一生かかって築いてきた地位や名誉や財産はどうでもいい。最後の5年間が何よりも大事です。最後の5年間、自分の役割をまっとうして死ぬ。それが残された者たちへの『よき贈り物』になります。沢山のお金を残してあげたりするのもいいでしょう。でも、それは誰にでもできることではない。誰もができないことは最も大切なことではないのです。5年という数字に確たる根拠はありません。ただ、これまでに多くのがん患者と接し、その生涯を振り返ったとき、一番関心が向くのが『この人は最後の5年間、どのような人生を歩んできただろうか』だったのです。『明日、死んでもいい』と覚悟を持って一日一日を過ごすこと」まっとう。