ここぞというときに

nakatomimoka2016-10-19

河合隼雄さん。「後から考えて『よかった』と思うことは、多くの場合、マイナスの形をとって顕れてくるものである。ピンチは即チャンスである。父親が100点の答えを出せば、それは親子が真に対話する絶好のチャンスである。自分には今100点満点が要求されている。これしかない、という自覚があるかないかで結果は大いに違ってくる。自分のもっているだけのものを、全力をあげてぶっつけてみるのだ。そこにはじめて本当の対話が生まれる。家庭のことを例にあげたが、仕事の上で同様の場合が生じる。ここぞというとき100点をとっておけば、それ以外は60点でいいのだ。人生にも、ここぞというときがある。それはそれほど回数の多いものではない。とすると、そのときに準備も十分にせず、覚悟を決めずに望むのは、まったくばかげている」覚悟を。