思わず買いたくなる場

nakatomimoka2016-11-12

安田隆夫さん。「お客さまはこちらが『売ろう』とするほど固く身構え、買って下さらないものである。だから、そもそも『売ろう』という気持ちを消し去ることだ。売ろうとするのではなく、お客さまの側に立って、『思わず買いたくなる場』を作るのだ。だからドン・キホーテでは、売場を『買い場』と呼んでいる。買う側に立つビジネスというのは、頭では理解できても、実行する難易度はかなり高い。売る側と買う側の利害は、一般的には相反するからだ。ではどうすれば良いのか。その答えは、『売る側と買う側の境界を常にファジー(曖昧)にしておくこと』だ。即ち自分が売る側か買う側か一瞬分からなくなるような状態に置くのである。自分が買う立場だったら『こうして欲しい』というのがまずあり、ではどこまで具体的に対応できるかを考えていく」融合。