ストレス・パラドクス

nakatomimoka2017-06-29

ケリー・マクゴニガルさん。「総体的な繁栄度を評価した場合、その世論調査で最も幸福な人たちは、ストレスのない人たちではありませんでした。もっとも幸福な人たちは、大きなストレスを感じていながらも、精神的に落ち込んでいない人たちだったのです。そのような人たちは、自分の人生をほぼ理想に近いと考えている割合が高いこともわかりました。それとは逆に、最も不幸な人たちは、屈辱感や怒りを強く感じているいっぽう、喜びはほとんど感じておらず、そこには『ストレスの明らかな欠如』が見られました。わたしはこれを、『ストレス・パラドクス』と呼んでいます。ストレス度が高いことは、苦痛とも繁栄とも関連性があるのです。重要なのは、幸せな生活にはストレスが存在し、ストレスのない生活は必ずしも幸せといえないということ」なるほど。