黒川伊保子さん「何度も言うが、女性脳は共感で回っている。共感がなければ生きていけない脳なのである。女性は、強い感情を長引かせて、その感情の起点になった経験を知識化する。そうして、その信号を解消したい時、傍らにいる誰かに共感を求めるのである。共感して貰えば、すっきりして先へ進める。つまり、『怖い』『ひどい』『かわいい』『嬉しい』など、瞬時に励起する感情の後には、女性たちは、これらの言葉を口にし合って、互いのストレスをなだめているのである。女性たちの口にする『カワイイ〜』を、男性たちは『何が可愛いのかよくわからん』と言ったりするが、あれは、『可愛い』という評価を伝える為の言葉じゃないのだ。『私、心が動きました〜、あなたは？』というほどの意味なのである。古語の『おかし』『かなし』に似ている」なるほど。
