石川善樹さん。「『長く活躍できる科学者は、一発屋とどう違うのか』って研究があるんですが、長く活躍できる人って、平均５回ぐらい、大胆に研究分野を変えている人のようなんです。つまり５つくらいの新しいコミュニティから知見をとってきている。他の人から見ると、『全然違うじゃん』ってことをやっていても、高い視点で見ると一貫していたりする。視点が上がると視野が広がって、全然違うように見える分野も視野に入ってくるんです。これは科学者に限った話ではなくて、今は誰もが５つくらいの専門分野を持って、それを組み合わせていかないと生きていけないと思うんですね。意識的に５つの分野を身に付けようとしてもやりにくい。最初に与えられたものを天職だと思って、そこをめちゃくちゃ掘っていけば絶対別な所へ繋がっていく」５つあるか。
