どのような話題が出ても会話を楽しめるようでありたいと思っているのだが、ある時、腕時計の話題が出て全くついていけなかった。これはいかんとお勧めの本を教えてもらい、ブランドを含め研究をした。島田紳助さんの赤松理論でいけば、みんなが微妙に知ってるかしらないかぐらいのブランドを熱く語れるようにすればいい。選んだのが、フレデリック・コンスタント。1988年発祥のデザインから開発組立、品質管理に至るまで全てをスイス・ジュネーブの自社工場で行う数少ないマニュファクチュール。高品質な時計を、求めやすい価格で届けることを使命としている。いいじゃないか。熱く語れるようになった。ところが、である。現物を見に行ったところ、どうも感じがあわず買うに至らなかった。カタログを友人に渡したところ彼は購入した。いつか買う日が来るか。
追記：先般、「それ、フレデリック・コンスタントですよね」と指摘していたく感心された。ハートビートの四角いモデルで最近出たものだという。ちょっと心が動かされている。
