前田裕二さん。「ノートは原則、『見開き』で使います。左側のページに書くのは『ファクト』。つまり、どこかで見聞きした、客観的な事実を書きます。右ページは半分に分けて使います。左ページの『ファクト』を見つめて、そこで書かれている具体的な内容を『抽象化』します。次に、抽象化した気づきを別の何かに適用して実際に行動を変えるため、右ページの右側には、『転用』の要素を書いていくのです。メモをする上で、この、『転用』という段階にまでたどり着くことは、強調してもし足りないほどに重要です。単にメモを書くに留まらず気づきを抽象化することは必須ですが、抽象化でとまってしまうと、時に単なる評論家になってしまいます。『ファクト→抽象化→転用』という一連の流れ。これが、知的生産メモにおける最大のポイントです」転用。