先制の戦略を打つ

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中山マコトさん。「アメリカのシュリッツビールという会社がやった例が有名です。1920年代初頭、10社ほどの醸造会社が競い合い、シュリッツビールは業界8位でした。ですが、半年で業界首位に躍り出ます。当時、どの会社も、基本、同じ広告メッセージでした。「私たちのビールは純度が高いものです」と商品クオリティを訴求していたのです。シュリッツは、業界で初めて『ビールの製造工程を事細かく』消費者に伝えました。製造工程自体は、他社とそれほど変わらない。でも、誰もそのこと=見えない背景、を語ってはいなかったんです。だから最初にそれを伝えたシュリッツビールは、『あそこはすごいね!』と認められた。もうひとつの例は、日本の丸亀製麺です。『丸亀製麺では、全国すべての店舗で、小麦粉から打ち立ての面を作っています』」先に訴える。