鈴木祐さん。「『数字のフィードバックは、低コストで大きなインパクトを持つ。この現象は、エクササイズでもビデオゲームでも政策提言でも同じように使えるだろう』確かに、無意味な数字ですらモチベーションが左右されるのですから、人間はよほどフィードバックに飢えているのでしょう。学校のラジオ体操でもらった出席シール、ＴＯＤＯリストのチェックマーク、釈放までの日数を独房の壁に刻む囚人……ゴールまでの進行度と並行して数値が増えていくものであれば、人間の脳はなんでも快楽を得られるようにできているのです。その意味でもっとも手軽なフィードバックは、カレンダーを使った作業のトラッキングでしょう。その日のプロジェクトを達成したら、カレンダーに○印をつけるだけです。スマホよりアナログの手帳の方が効果は高くなります」☑。
