人数よりも多様性

前野隆司さん。「人を喜ばせる、私を大切に思ってくれる人がいる、人生で感謝することがたくさんある、日々の生活で他者に親切にし、手助けしたいと思う、などの要素から『つながりと感謝』の因子、「ありがとう!」因子は成り立っている。日常生活の中で、あるいは日常から一歩踏み出して、他者との新しい出会いを求め、『つながりと感謝』を持つことが幸せに影響する。つながるから幸せになるのか、幸せだからつながるのか、その答えは『両方』である。では、他者とどんなつながりを求めていけばいいのか?『親密な他者との社会的なつながりの多様性(多様な人と接すること)と接触頻度が高い人は、主観的幸福が高い傾向にある』ことがわかった。一方、つながりの数(接する人数)は、つながりの多様性ほどには、主観的幸福にあまり関係しない」数よりも。