型が重なっているか

竹内久美子さん。「実は、匂いの良し悪しを決めるのは、自分とHLAの型がいかに重なっているかどうかだった。重なりが多いと良くない匂い。重なりが少ないと良い匂いと感じられる。なぜだろう? ちなみにHLAとはヒト白血球抗原のこと。白血球で最初に見つかったが、実際にはほとんどの細胞の表面に存在する免疫の型だ。HLAは人間の場合に言うが、一般にはMHC(主要組織適合性遺伝子複合体)という。ほとんどの細胞上にある免疫の型で、臓器移植の際に、型が合う、合わないと問題にされる。臓器移植の際には型が合うことが重要だ。型が合わないと、その臓器は他人のものと認識され、免疫的な拒否反応が起きてしまい、定着しないからだ。しかし、相手選びの際には型がなるべく合わないことが肝心となる」なるほど、そういう仕組みになっていたのか。