徳性と才知

「人間の本質を『徳』と申します。徳に対するものに、才能や技能がある。人間の根幹は徳性であって、才知は枝葉である。東洋の哲学の中では、徳が才より大なるを「大人(たいじん)」「君子」型といい、才が徳より勝っている方を「小人(しょうじん)」型という。西郷隆盛が大人型で、勝海舟は小人型です。もちろん、大人型にも小人型にもピンからキリまでいろいろです。小「大人」は大「小人」にかないません」安岡正篤の言葉である。うーむ、なるほど。