尻馬に乗る 

もともとブームだの流行だのには乗らない主義だと公言してきたものだ。とはいえ以前から始めていたものにブームが追っかけてくると、一日の長があるものだから優位性が出てきて得意得意といったようなことがままあった。ビリヤードとか、ワインとかね。そのころは先見の明があるのではとひそかにほくそ笑んだものだ。ところが昨今、好奇心の欠如からか行動力の欠如からか感性の鈍りからか、特段のマイブームもなく日々が淡く過ぎていくようになるにつれ、まあ、ブームにでも乗ってみようか、と軟弱にも思う次第(焼酎とかね)。トレンドの半歩後を追うようじゃあ、おいらも焼きが回ったか。