顔も商品①

松下幸之助さんは、あまり容貌に注意せず、ぞんざいにしていたが、銀座の有名な理髪店でこう言われる。「あなたは自分の顔を粗末にしているが、これは商品を汚くしているのと同じだ。会社を代表するあなたがこんなことでは商品も売れません。散髪のためだけでも、東京に出てくるというような心がけがなければ、とても大を成さない」至言だと関心し、それ以来多少容貌に意を用いるようになったという。