余事を省いて

堺屋太一さん。「成長一途の時代には絶対の善とされた『やる気』と『馬力』も、しばしば無駄な経費と不利益な事業を作る。チンギス・ハンの名臣、耶律楚材が生涯の信条としたのは、『一事を興すは一事を省くにしかず』であった。事業を興して利益を上げるよりも、余事を省いて害を除く方を優先し評価したのである。」日々の行動の中でも、新しいことを興そうと試みているが、省くべき悪習を多く抱え込んでいるはず。余事を省けるか。