自分の世界の基準

ライフスタイルについて、パトリス・ジュリアンさんは大切なのは自分の世界があるかどうかだ、という。「まず、自分の世界の基準があること。それを持っていれば、マグネットのようにものが集ってくるものです。私の場合は何か選ぶ時、それがエイジングに耐えうるかどうかが基準になります。洋服だったらジーンズやレザーなど、時間が経って色落ちしたりすり減ったりすることで、どんどん味が出てくるもの。家具や雑貨もそうです。時間の経過とともに魅力が深まる素材、テクスチャー、色。それらが集ると、ひとつのスタイルになる。」そうか。やはり選ぶときに、「値段の割に値打ちがあるか」という基準だけではいかんのです。