仕事が自分を創る

柳井正さん。「私はもともと商売には向いていない性格だと思っています。でも、商売にずっと携わってきて分かったことがある。それは向き不向きではなく、これだと思う仕事を一生継続することが何より大事だということです。何しろ若いころの私は、今で言うならフリーター・タイプだったんですよ。ところが仕事が自分をつくってくれた。行動してきたことがどんどん自分の中に蓄積されていった。だから若い人に伝えておきたいのは、できるだけ早く『一生かかって何をしたいのか』という目標を明確にして仕事をすべきだということです。ほとんどの人が目標もないのに毎日どっちの方向に行っていいかわからずに努力している。これは無駄です。結論はこれだという方向を決めて、継続して取り組むことです」我が身に問う。一生かかって何をしたいのか。