捨てる!技術

「捨てる!技術」の著者、辰巳渚さんの話を聞きに行った。大阪経済大学のいわゆる社会人講座というやつで、講演タイトルは「なぜ日本人に捨てることがウケたのか」。針供養・筆供養の話からはじまって、キリスト教圏とは違い、日本人が「モノ」に魂がやどっていると考えるという話など、ロジカルな説得というのではないのだけれど、違った視点からものを考えられる90分で大変面白かった。確かに、使っていたモノを「ゴミ」として捨てるのは抵抗あるものね。実はシンプルライフを目指して一日一個モノを捨てようと時々実践しているのだが、捨てるというよりは人にあげたり、リサイクルに出したりという形でないとなかなか進まない。単なる「もったいない」ではない、モノを買う喜びを享受した上で目指すべき生活とは何なんでしょうね。

追記2018-07-07 辰さんは2018年6月26日に亡くなられた。ご冥福をお祈りいたします。