やりたいことを持つ  

故萩元晴彦さんは、「プロデューサーとは・・・」からもう一つだけ。「夢見る。『プロデューサーに必要なものぜんぶ取り上げる。ただし,ひとつだけ残してやろう』と神さまが言ったとする。私ならば躊躇なく『夢見ること』と答えよう。プロデューサーは夢見る。夢見る−−。言葉を換えれば『やりたいこと』がある。それがプロデューサーの絶対的条件だ。意外にも『やりたいこと』を持つのは至難である。あなたは今やりたいことがありますか?」やりたいことがあって、それを夢見ること。その夢みる目標と自分の足下の間を、一本の線でつなげること。そして出来得れば、ボーリングのスリットのように、自分の肩と狙う目標のピンとの間にしるべとなるものが存在すること。それができれば、一歩一歩がもっと軽やかな歩みになるのやもしれぬ。