究極の仕事能力

大久保幸夫さんは、「仕事をする上での究極の力は何かと聞かれたら、私は『企画調整力!』と答えます。」と言っておられる。「この企画調整力こそ、経験と能力の積み重ねがなくては決して身につかない、いわばメロウな能力なのです。調整という言葉が意味するのは、人間関係の調整であり、利害関係の調整です。多くの意見と提案を聞き、メリット・デメリット、時間や予算の制約などをすべて考慮してバランスのいい結論を導き出さねばなりません。人にもモノにも金にも強くなければできない仕事です。しかも、その調整の前に企画という言葉がつくということは、あらかじめある程度の方向性というかビジョンのようなものを考えていて、そこに収束させるように調整するということでもあるのです。」調整=面倒というイメージがあったが、仕事は深いなあ。