川島隆太さん。「研究の結果、前頭前野を活性化させる３つの原則を発見しました。一つが読み書き計算です（略）。第二の原則は他者とのコミュニケーションを取ることです。誰かと話をしたり、共同作業をしたり、遊んだりするとやはり前頭前野が活発に働く。第三の法則は手指を使って何かをつくることです。単に指を動かすのではなく、何かをつくる目的で手足を使う。指を使えば頭がよくなるというのは単なる迷信です。いくら指先でクルミをくりくり回しても前頭前野はまったく動きません。何かをつくるというクリエーティブな作業に指を使ったときに初めて前頭前野は活性化します。手書きで文章を書く。絵を描く。工作をする。手芸をする。楽器を演奏したり、調理をすることも前頭前野に非常にいいということがわかってきました。」手指を使って。
