スティーブン・ガイズさん。「脳の大部分は間抜けです。特定のパターンを認識し、それを繰り返すしか能がありません。脳のこの部分は大脳基底核と呼ばれています。しかし、脳には本当に賢いもうひとつの部分があります。前頭前野と呼ばれる部分です。この部分は何かをしたときの結果や長期的な利益を理解できる脳の”司令塔”で、ありがたいことに大脳基底核を抑え込む力を持ちます。習慣をつくるには、前頭前野が望んでいることを脳の他の部分にも好ましいと思わせなければなりません。たとえば、フランス語を学びたい、いつか本を書きたいと望むのが前頭前野です。ところが、前頭前野には簡単にエネルギーを使い果たしてしまうという弱みがあります。疲れ切っている・ストレスを抱えている時には、大脳基底核がコントロールを奪い取ります」さてと。
