エリートの条件

丹羽宇一郎さん。「情熱、気力というものが一番大事だと思いますね。その仕事に対する、情熱、気力を継続して持ちうるかどうか。やはり大切なのは情熱、気力、明るさと精神力の強さです。それからもうひとつは、これからリーダーとしてやっていく上で高い志をもち、持続できるだけの倫理観をもっているかどうか、そういうところを見ています。エリートをつくるときに、僕が考えているのは、やはり全権を任せることです。ひとつの仕事を完遂させ、報告させ、徹底的に任せる。それで、経験を積ませる。ただし、アドバイスはしていかなければならないでしょうね。一回成功の味を覚えさせることと、一回苦労することが必要です。苦しい時ほど人は育つから多いに苦しみなさい。」エリート教育の是非は置いて、味わったことがありますか、成功の味と苦労の味。