リーダーシップ・シェアリング

金井壽宏さん。「1950年代にハーバード大学のロバート・ベールズ教授が、リーダーは違った役割をふたりで分け持つものという自然発生的プロセスを発見しました。課題の進行に貢献する『タスク・リーダー』と、人々の感情に目配りし、エモーション面でのケアができる『ソシオ・エモーショナル』です。それ以来、タスクとピープルという軸ができました。選ばれてリーダーになった人には、通常その両方を期待されるので、ともにうまくできる人は、ハイ・パフォーマーになります。最善のリーダーシップは両方できることですが、たとえば、本田宗一郎藤沢武夫のように、じつはリーダーシップの共有が大事だということに気づきます。それを、リーダーシップ・シェアリングともいいます。」抱え込むのではなく、リーダーの役割を分け合って。