まずやってみる勇気

プロジェクトXから。日本初の南極越冬隊を率いた西堀榮三郎は86歳で亡くなる前にこう言ったという。「億劫がって、じっとしていて、何か役に立つ知識が入ってくると思っているのが、間違いなんです。どんな知識でも、自分で足を運んで得てきて初めて役に立つ。そういう知識は、きっと応用がものすごくきくはずの知識なんです。」「やる前からダメだと諦める人間は、いちばん詰まらん人間だ」そう言った西堀さんは、19歳の時、アインシュタインが来日した折、京都や奈良を通訳として同行していて、こういわれたという。「誰もやったことのない、新しいことをやりなさい。いちばん大切なのは、『まずやってみる』勇気なのだ。」だから、「とにかく、やってみなはれ。やりなはれ」と言い続けた。やり出さなければ、失敗も成功もないのだと。