プーシキン美術館展  

国立国際美術館で、プーシキン美術館展〜シューチキン・モロゾフ・コレクション〜を観てきた。金曜の7時閉館の最後の観覧者として。19世紀末から1920年代にかけて、フランス近代絵画のコレクションがフランス以外の国で個人の実業家の手で形成されたそうで、代表的なのが、アメリカのバーンズ、イギリスのコートールド、そしてロシアのシューチキンとモロゾフなのだという。どこかで見た名前だと思ったら、バーンズ・コレクションは94年3月に、コートールド・コレクションは98年3月に日本に来たのを観ているですね。今回個人的に良かったのはピエール・ボナールの2枚。印象派が好きなのだが、恥ずかしいことにボナールの名前さえ知らなかった。今回、その何とも言えない渋めの色遣いが心に留まったのは、心境のせいか、年齢のせいか。